闇金業者は元本の利息欲しさに、押し貸しという手法を用いて被害者と関係を持とうとしてきます。一体恐ろしい押し貸しという手法は、どのようなものなのでしょうか。
押し貸しの中にはまるっきり詐欺に近いものもあり、気を付けなければいけません。
ではどのようなケースがあるか見ていって、対処法を考えていきます。
また押し貸しを放っておくと、どのような弊害があるのでしょうか。
押し貸しをされた場合、どのような対策を取ればよいか考えていきます。
闇金利用者を狙った押し貸し
闇金業者は被害者に、完済されることを嫌います。完済は手が切れるということになるので、利息だけをコンスタントに払ってもらうことが業者にとっては理想です。
そこで闇金業者は被害者の口座に、勝手にお金を振り込みます。
振り込んだお金を新たな借金として、利息だけを払わせることが目的です。
もちろん利息の利率は暴利なもので放っておく、とこのいたちごっこは延々と続きます。
この場合一度借金をしているので、被害者のデータは闇金業者は把握していてやりやすいのです。
また一度契約をしてもこの契約では返済しきれないという英断をして、キャンセルした場合も被害に遭うケースがあります。この場合も一度契約をしているので、口座は把握されているでしょう。
そのため口座に勝手に振り込んで、借金をしたという既成事実を作られてしまうのです。
勝手に振り込まれたお金は、借りたものと変わらない扱いになってしまうので注意が必要でしょう。
その他の押し貸しのケース
闇金業者は関係の持たない人たちにも、押し貸しを行うことがあるので注意が必要です。
ネットオークションが原因の被害が増えているようで、問題になっています。
問題は被害者の口座番号が第三者に拡散してしまうということで、闇金業者の知るところになってしまうでしょう。
ネットオークションで知った口座番号に、勝手にお金を振り込んで押し貸しするという手口です。
そして後日被害者に電話が掛かってきて、1週間前に貸したお金の返済期限が来ていますがと言われます。
心当たりのない被害者は何のことかとか、知らないと言うと態度が豹変して恫喝してくるそうです。
被害者が貸してくれと言ったから利息を引いた額を振り込んだ、だから返せと脅してくるでしょう。
このまま言いなりになって支払うと、闇金業者の手口に引っかかり利息だけを延々と払い続けることになります。
縁のない闇金業者と関係が出来てしまい、色々な闇金業者にカモのリストとして流れることになるでしょう。
そうすると押し貸しの件数も増えてしまい、どうにも対処できない事態になりかねません。
押し貸しに対する解決方法
返したい旨を伝えてもまともに返済させてくれないのが、闇金業者の手口です。
貸し付けを拒否しても口座番号を知っている限り、しつこく押し貸ししてきます。
被害者自身で解決できないかですが、できないこともないようですがあまりお勧めできません。
自分で闇金業者に警察や弁護士に、払う必要がないと言われたと伝えて果たして効果があるでしょうか。
また元本だけを返すからもう電話しないでほしいや、警察や弁護士に依頼すると言ったとしてもあまり効果がありません。
逆に嫌がらせがひどくなったり、最悪命の危険も生じてきますので注意が必要です。
ではどのような対処が、正解なのでしょうか。
警察は暴力などに対しては動いてくれますが、お金のこととなるとなかなか動いてくれません。
結局弁護士や司法書士に依頼することが、解決の一番の近道です。
お金が苦しければ法テラスなどに相談するのも、一つの手段となります。
まとめ
押し貸しというのはもちろん違法ですが、防衛する方法は闇金業者に口座番号を知られないことです。
もちろん闇金に借りたことのある人や、借りようとした人の個人情報は筒抜けとなります。
特に借りた経験のある人は闇金業者が恐ろしいことが分かっているので、パニックになりがちです。
押し貸しされたお金には手を付けずに、速やかに弁護士か司法書士に依頼するやり方がよいでしょう。
ネットオークション経由の被害者は、最初意味が分からないと思いますが焦ることはありません。
このような被害者は詐欺のようなものなので、直接警察に相談に行っても対応してくれる可能性があります。
放っておくと押し貸しも借りたと判断される可能性もあるので、素早い判断が必要となるでしょう。
押し貸しされたお金を使ってしまったら、借りたと判断されるので絶対に使わないでください。
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