日本では賭博は禁止だが、いたるところでギャンブルを楽しむことができる。日本で一番多いのはパチンコパチスロ店。カジノ法案でカジノギャンブルの是非が議論されているが、すでにあるパチンコパチスロの害悪には触れない。
外国人から見たら、こんなにもパチンコ店が密集している日本はギャンブル大国だということだ。日本でなぜパチンコが合法に野放しされているのかというと三店方式というシステムによるものだ。
三店方式とはパチンコ店がパチンコ玉やメダルをボールペンなどと一度換金して、それを店の近くの換金所で換金することで現金化する仕組みである。
換金所は質屋の扱いだが、基本的にその店で出した景品しか換金できない専属の質屋なので実質的に店で換金するのと変わらない。だが形式的に合法を保つことができるというわけだ。
やはり闇金に走ってしまう人はこのパチンコやパチスロにハマったあげくお金が回らなくなり闇金へ行ってしまう人が多い。パチンコ中毒になるととにかくパチンコのことしか考えられなくなる。
たまに勝ったら、さらに勝ちを積み上げようとパチンコに向かうし、負ければパチンコで負けを取り返そうとパチンコに向かう。とにかくパチンコ一本。これではお金がいくらあっても足りない。
足りないから、借金にはしる。ただいつまでも貸してくれるわけではないので、クレカが止まり、借金ができなくなってしまう。そこで闇金に走ってしまうということだ。
また通常のパチンコには飽き足らず、よりギャンブル性を求めて闇スロ、闇カジノに手を出す人も多い。闇スロ闇カジノは繁華街に店舗を持っていてキャッチや紹介などでお客を集める。
そのような店舗では闇金がバックに控えていてパンクしたお客に貸し出せる仕組みまであるらしい。
闇カジノとは日本の繁華街各所に点在している違法賭博店のことです。そのタイプは今はなき4号機などの人気機種を配備していたり、20円〜200円の高額スロットなどの裏パチ、裏スロからバカラやルーレットなどのカジノゲームをおいた本格カジノまでさまざまなです。毎年、何店舗か摘発されて店の経営者や客が検挙されています。
ギャンブルで借金を作り、ギャンブルで借金を返そうとする姿はもはや狂気の沙汰ではあるが、当人たちはそうは考えない。ギャンブルとは必ず胴元が得をするように仕組みが作られている。
確率的にお客が負けるようにできているのだ。だからギャンブルをすればするほど確率的に負けていく。もちろんたまに勝つことがある。しかし長くやればやるほど確率に収束していってその分負けるのだ。
とくに闇カジノなどの違法店では不正をしてお客から巻き上げようとする場合まである。そんな中でギャンブルで借金を返そうなんてどう考えてもおかしいのだが、やはりやってしまう。
さらにまずいことにギャンブルには中毒性がある。一度勝つとその時の高揚感が忘れられない。大勝ちを経験すればするほど、脳内に快楽物質がでることになる。そしてこの快楽物質を簡単に出すことができるのがギャンブルだ。
お金を目的にギャンブルをしているつもりが、実は脳内の快楽物質を出すためにギャンブルをしているなんて状態になっている人も多い。勝っても負けてもひたすらギャンブルをしているのはそのためだ。
そしてギャンブルをすればするほどお金が減っていく。そこに闇金は漬け込むわけだ。そして法定利率をはるかに超えた利息を取り立てる。ギャンブルでも高い利息を払っているようなものなのに、さらに借金でむしられる。恐ろしい構造がここにはある。
もし闇金からお金を借りてしまった理由がギャンブルならば即ギャンブルをやめなければならない。ギャンブル中毒は病気のようなものなので、専門の治療機関で治療を受けるのも手だ。
いやいや自分はギャンブル中毒ではないという方は、まず一週間ギャンブルを一切立ってみてほしい。そしてそれができたら1ヶ月立ってみてほしい。それができればもしかしたら自分でコントロールできるかもしれない。(もちろん借金を返すまではギャンブルはやめるべきだが)
だがなにかと理由をつけてギャンブルをやってしまったならば、これはもう完全な中毒である。とくに一週間我慢できなかったとしたら重症である。はやく第三者の手を借りて立ち直ったほうがいい。
ここで手をだして勝ったか負けたかは関係ない。とにかくいろいろな理由をつけて自分の行為を正当化しだす。「設定が激甘の台が空いてるから、やらなきゃ損」とかいろいろ言い訳をする。
しかし問題は勝ったか負けたかではなくギャンブルをしたかどうかが問題なのだ。
とにかく闇金の元になっているギャンブルは即やめなければいけない。ギャンブルで借金を返そうということも考えてはダメだ。
まずは法律家に相談して自身の借金を整理する。それからその下になっているものがギャンブルであるならばそれに対する治療を行う。それが唯一の救済手段だろう。
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