近年闇金業者の中にもソフトと名乗る業者が増えてきていますが、何がソフトなのでしょうか。
ブラックリストに入ってしまって、闇金に借りることが嫌だと思っている人が顧客である傾向があります。
闇金業者とソフト闇金は、どのような違いがあるのでしょうか。
ソフト闇金は優しいと言われていますが、本当に優しいのか見ていきます。
闇金業者のような激しい取り立てはしないと言われていますが、果たして本当か見ていきましょう。
ソフト闇金は闇金業者と違うのか?
ソフト闇金の特徴は物腰が柔らかいということで、優しいイメージを持ちます。
中には相談に乗ってくれたり、身の上話を聞いてくれるところもあるようです。
そしてお金を貸してくれますが、金利も闇金に比べるとソフトになっています。
しかし法に定められた金利よりも、ずっと上回っていることが多いです。
結局高金利なのは変わらず、被害者は利息に苦しむことになるでしょう。
ソフト闇金でも数日で借りたお金と、同額の利息になるケースも多いです。
何のためにソフトと名乗っているかですが、優しいイメージを付けて顧客を得ることが目的でしょう。
もう一つは法律に引っかからない程度の取り立てなどを行い、顧客をあまり追い込まないようなイメージをつけるためです。
中にはソフト闇金と名乗っているだけで、中身は闇金業者と変わらない対応をする業者もいます。ブラックリストでも大丈夫というような宣伝文句を使っている業者は、普通の闇金業者がソフトの顔をしている可能性が高いです。
しかしソフト闇金は一応、闇金業者とは違う線引きをしています。
ソフト闇金の取り立ては厳しい?
闇金業者とソフト闇金の取り立ての違いは、怒らないし暴力もないという点です。まるで被害者のことを心から思っているような優しい態度は、取り立てのときも変わらないでしょう。
しかし取り立ては取り立てですから、お金を返済しない以上ソフト闇金も引き下がりません。返済が滞ると違法である借りた本人以外への通告などは、普通にしてきます。
闇金のように怖くはありませんが、家族や親族あるいは会社までに借金をしていることが明るみになるでしょう。喫茶店で待ち合わせをしてやんわりと返済を迫られることもあるそうで、精神的に追い詰めるようになるでしょう。
友人や家族に知られると普通の生活はできなくなり、返さなくてはいけない心理状態に陥ります。もはや闇金業者もソフト闇金も、大して違いはありません。
ソフト闇金は徐々に、闇金業者の顔を見せ始めます。
ソフト闇金も危険なのは変わらない
ソフト闇金も違法のことが多く、貸金登録をしていない業者になります。取り立て方法も違法なら、金利も上限を超えていることが多いようです。
元本を返させずに利息だけ払わせる闇金業者のやり方も、ソフト闇金は踏襲しています。利息を払わせて法律で決められている以上の、利益を得るやり方です。
それでもソフト闇金に借金をする人が減らないのは、闇金に借りたくないけどお金を借りなければいけない人がいるからでしょう。弱みに付け込んで、ソフト闇金は優しくお金を借りたい人に忍び寄ってきます。
ソフト闇金は貸すお金の額がソフトということも特徴で、これくらいなら返せるという人間心理に付け込んでくるでしょう。
以上のようにソフトな態度でお金を貸すということは、利用者も入りやすいので危険です。
法に触れずに立証もしにくく警察に訴えられにくいソフト闇金は、ある意味闇金業者より危険でしょう。
まとめ
ソフト闇金は闇金ではないと考えている人も、多くいるはずですが危険な存在であることに変わりはありません。普通の貸金業者で数万円借りたものが、数か月で百万円をこえるということはありえないでしょう。
金利は借りた時に知るところになることが普通ですが、後で金利を聞かされて驚いたということもあるそうです。結局闇金と何も変わることはなく、借りないことが英断であるとことは間違いありません。
もし借りてしまったらソフト闇金であっても、弁護士や司法書士に助けてもらうことが一番の解決の鍵です。そして一度返済する意志を見せれば、その被害者はカモになるでしょう。
借りないことや借りてもすぐ弁護士や司法書士に、救済を求めることを忘れないでください。
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