正規の貸金業者にお金を借りた場合には、連帯保証人が必要で迷惑をかけてしまうケースもあります。しかし家族や親類であっても、連帯保証人以外はそれほど被害を受けません。

闇金の場合は家族や親類が、肩代わりしなければいけないのでしょうか。

また家族や親類に借金の催促や、嫌がらせが及ぶ可能性はないのか考えていきます。それに保証人に勝手にされた場合、取るべき行動は何でしょうか。

家族や親類までに被害は及ぶのか

原則として正規の貸金業者の場合、貸金業法の決まりにより借りた本人以外に借りたことを話しません。闇金業者の場合はこれを簡単に破ってきて、家族や親類の知るところになります。

借りた人の家族や親類にまで、借金の催促や嫌がらせが起きてしまうのでしょうか。まず家族や親類の住所や電話番号は、簡単に調べることができるそうです。

そして会社までも調査されてしまい、執拗な嫌がらせを受けます。借金返済が滞ると、家族や親族に連絡を取るでしょう。

借りた本人への、プレッシャーを掛ける意味でも行われているようです。家族や親族が闇金業者に返済することを、借りた本人に進言することを期待してのことかもしれません。

借金返済が進めば、家族への被害はなくなるでしょう。
しかし本人が借金返済を拒めば、家族や親族に借金返済を迫ってきます。

家族や親類にどんな被害があるの？

実際に家族や親類まで、どんな被害をこうむるのでしょうか。
被害の主だったものは電話による圧力ですが、電話だけだといって馬鹿にはできません。

まずはターゲットを絞って、執拗に電話をかけてきます。
かなり精神を蝕んでいくもので、代わりに返済しなければという気持ちになるでしょう。

それでも返済が滞ると、会社に電話を掛けてくる可能性があります。
家族にではなく家族の会社の人たちに、借金をしている事実が分かるように掛けるでしょう。

最悪のケースは家族まで、会社を追われることになるそうですので注意が必要です。そして親族から嫌われて住んでいるところから、出ていかなくてはいけないケースもあります。

家族の関係も悪くなり、一家離散ということも考えられるでしょう。
ケースとして保育園にまで、電話を掛ける闇金業者もいるそうです。

しかしそれは闇金の思うつぼであり、それで返済されればその家族のことなんてどうでもよいのです。
問題が起きる前にしっかり対処して、最悪のケースを防ぎましょう。

家族や親類が肩代わりしなければいけないか？

よく借金を親が肩代わりするケースは聞こえてきますが、闇金の場合は肩代わりすべきでしょうか。嫌がらせを受けているうちに、よくわからなくなるでしょうが冷静になることが重要です。

借りた本人ですら返済義務がないのですから、当然返さなくて良く、速やかに弁護士や司法書士に相談しましょう。暴力などや命の危険を感じた場合には、速やかに警察へ駆け込んでください。

被害にあった場合は、すぐに録音などの自己防衛を始めましょう。
もちろん貼り紙などは違法ですので、警察に届けることも必要です。

弁護士や警察に駆け込んだ場合も、闇金業者の抵抗はあるでしょうから注意しましょう。気を付けなければいけないことが、弁護士や司法書士にお願いして解決してもらったら当然のようにお金が発生します。

頼んだ人が払わなければいけませんが、頼んだ人が家族や親族の場合払うことに疑問が生じる可能性があるでしょう。そういうときはその件も弁護士や司法書士に、聞いてみてください。

まとめ

闇金業者の取り立てはどんな方法でも、お金が業者に入ってくればそれでよいのです。
ですから取り立てが本人でなくても全く構わないでしょうが、違法にはなります。

闇金業者は警察や弁護士に言わない被害者を、カモにするでしょう。保育園や小学校に親が闇金業者から借金をしていると、電話がありいじめや無視などの原因になる可能性もあります。

実際にそのようなケースがあり、転校しなければいけない事態になったそうです。
闇金は誰かが不幸になろうが、最悪のケースになろうがお金が入ればよいのです。

このような事態を避けるには、やはり弁護士か司法書士に頼むしかありません。
費用はかかっても危険は避けるべきです。